ブロンズ像の修復事業

可児ライオンズクラブが20周年記念事業として、30年前に建てたブロンズ像が2010年12月31日に何者かに倒され壊れてしまったのが発見されました。壊された像は少年の右手が折れ、ハトが取れ、羽が無くなる無残な姿になっていました。ほとんどの会員は像の存在さえ知りませんでしたが、吉田猛会長は理事会において「先人の残した貴重な財産を後世に残したい」との提案をされ、全員の賛成により修復することが決定しました。

可児市在住の愛知県立芸術大非常講師の田中宏典氏(47)に修復をお願いしました。像の内部にあった砂や鉄筋が赤錆の原因になるとして取り除き、折れた腕を溶接し、消えたハトの羽も再現し、全体を青銅色に色付けして元通りの姿に。台座への固定も丈夫にして頂きました。

12月1日(大安吉日)田中氏と当クラブメンバー立会いのもと、ついに設置することができました。来春には像の周りに芝生を植え、市民の憩いの場となり、このブロンズ像が街の発展を見守り続けていけることを祈って居ります。

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